今日は「七草がゆ」です。
1年の無病息災を願って
「七草がゆ」を食べるのが今日です。
この日、全国各地の神社では、七草がゆを
ふるまうイベントが開催されていますが、
意外と知られていないのが「七草がゆ」の由来です。
七草の日にあたる❝人日(じんじつ)の節句❞は
五節句の一つです。⁽
五節句は江戸幕府によって定められた公式行事です。
1月7日の人日・端午・七夕・重陽の節句があります。
●重陽=9月9日・菊酒や栗ご飯など菊の節句
明治時代になり、廃止されましたが
今でも季節行事として生活の中に
残っているものも、多々あります。
七草の日は、中国と日本の文化が結び付いて生まれた風習です。
日本では奈良時代から、雪の間から出た新芽を摘み
植物の生命力をいただく「若菜摘み」という風習がありました。
一方、古代中国では元旦は鶏、2日は狗、3日は猪、
4日は羊、5日は牛、6日は馬、7日人、8日は穀の日と
定めて、それぞれの吉凶を占っていました。
「人日の日」とされた「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という汁物をいただき
無病息災や、立身出世を願ったと言われています。
中国の人日の風習が伝わり、日本の若菜摘みの風習が合わさって
「七草がゆ」が生まれたようです。
私たち日本人にとって、
「七草がゆ」は家族や自分の健康を願う大切な日です。
我が家の「七草がゆ」は
なぜか小さなお餅が入っています。
家族に最後まで食べて欲しくて・・・
そんな気持ちからでしょうか
祖母の時も、母の時も、そして私の代でも、同じように小さなお餅が入っている
「我が家の七草がゆ」
息子には毎年「本来は七草がゆにお餅が入って無い」
ことを話しています。
11日の鏡開き、
15日の小豆粥まで
お正月から行事は続きます。