明日は端午の節句です。
端午の節句は中国から伝わってきた五伝統行事の一つで、
奈良時代から続く「五節句」の行事が由来となっています。
五節句は季節の変わり目に設けられた5つの式日です。
●五節句
人日(じんじつ)正月7日
上巳(じょうし)3月3日
端午の節句 5月5日
七夕(いちせき)7月7日
重陽(ちょうよう)9月9日
端午の節句に、同時に中国から
日本に伝わったのが「ちまき」です。
なぜ5月5日に、ちまきを食べるようになったかというと
古代中国の忠誠心が高く、政治家としても多くの民から
支持された高名な詩人「届原」がいました。
しかし、反対派の陰謀に寄って国を追われ、川へ身を投げたそうです。
届原の死を悲しみ、命日の5月5日のお供えを川に投げ入れたのですが、
途中龍に食べられてしまい、
悪龍が苦手な煉樹(連珠)の葉に包みました。
邪気を払う五色の糸で縛って川に投げたところ
無事に届原の元に届いたそうです。
忠誠心のある立派な大人になるよう願いを込めて、
こどもに、ちまきを食べさせる風習が誕生しました。
ちまきは、笹の葉やチガヤというイネ科の葉に
米粉の餅を三角形や筒状に包んだ和菓子です。
そして、同じく子供の日に食べられている和菓子が
「かしわもち」です。
柏餅は上新粉の餅の上にあんを乗せて
2つ折りで包んだ和菓子です。