トマトベースの煮込み料理と言えば、

ラタトゥイユとカポナータがあります。

フランスで生まれたのが「ラタトゥイユ」

イタリアで生まれたのが「カポナータ」です。

どちらもトマトベースの煮込み料理で

それぞれその国の親しまれている家庭料理です。

では違いはご存じですか？？？

南フランス地方が発祥地のラタトゥイユ(ratatouille)

使う材料はズッキーニ・玉ねぎ・ピーマンなど数種類の野菜で

それらをスライスして、トマトと香草に

オリーブオイルで炒め煮した料理です。

味付けは塩とコショウとシンプルなものです。

食材を切れに並べて盛り付けるのが通常ですが、

盛り付けにルールがある訳でもなく、

食材すべてを角切りにしてそのまま盛り付ける場合もあります。

フランス語で(トゥイエ・touiller) は混ぜるという意味があり、

名前のとおり、かき混ぜながら炒め煮にしていく料理です。

一方、イタリア南部のシチリア島が発祥のカポナータ(caponata) は、

セロリやオリーブ・パプリカ・ナスなどを使って作ります。

一度にすべての材料を煮るのではなく、

まずセロリやオリーブを炒め、そこへ素揚げ下パプリカ・ナスなどを

トマトと一緒に加えて見込んでいきます。

味付けは塩・コショウだけでなく、

砂糖やワインビネガーなどを加えます。

器に盛って冷めてから最後にバジルを加えて頂きます。

トマトの酸味だけでなく、甘酸っぱい味わいになります。

ラタトゥイユはカポナータより

あっさり食べられるのが特徴です。

貴方はどちらがお好きですか(^_-)-☆