日本の近代茶業の始祖であり、
様々な品種の紅茶茶樹を日本に運んで生まれた
日本産の茶葉で作られた紅茶「和紅茶」ご存じですか?
全体的な特徴は
「渋味が少なく甘みがある」事が挙げられます。
紅茶と言えば、インドなど諸外国からの輸入が主流ですが、
実は明治期からインドの手法を取り入れた紅茶の生産が開始され、
昭和期には全国各地からで
年間約5000トンの紅茶が作られ輸出されていた歴史があります。
第2次世界大戦以降は
国内での緑茶需要の高まりと
海外から安い紅茶に押された
消滅の危機にありました。
緑茶消費の低迷から
日本ならではの紅茶を作ろうと志を持った生産者が増えて
年間200トンまで生産量が回復し
現在もその数を増やしています。
十数年ほど前から1部のコンテストや
品評会出品を中心に「国産紅茶」の品質がみるみる向上し、
インド・ダージリンやアッサムと比較しても
遜色(そんしょく)無い品質になるほど
「和紅茶」が注目され始めています。
和紅茶の美味しい入れ方ですが
●通常の紅茶と同様に、沸かし立ての熱湯を
使い高温で香りを立たせるのがポイントです。
●それと同時に熱湯で茶器も温めます。
●比較的、茶葉が大きい和紅茶は蓋碗を使って入れると
また格別に美味しいです。
是非、皆様ご自身で「和紅茶」を
味わってみてください( ^)o(^ )