ひときわ、華やかなで1輪でも豪華な
このお花は何でしょうか???
答えは❝トリカブト❞です。
トリカブト・・・と聞くと
皆さんは❝トリカブト❞と聞くと、何を思い浮かべますか?
植物にあまり詳しくない方でも、その名前=猛毒
という事だけは、ご存じなのではないでしょうか
以前には、トリカブトを使った保険金殺人事件で世間を騒がせました。
「え!先生そんなお花飾っちゃうの・・・」
心配してくださる方も多いかと
実はこっそり、毒を少量家族に(笑)・・・
そんな物騒なことは致しませんよ~
余りにも綺麗なお花につられて1輪購入したのです。
トリカブトは属の学名Aconitum、
そのままアコニチンという毒物の名前。
根・葉・茎の順に毒性が強いようです。
和名❝トリカブト❞は
鳥兜に似ていて付けられたようです。
そんなけなげな植物の工夫まで
貧欲に利用するのが人間です。
古くからその毒を、矢毒として役立ててきました。
❝トリカブト❞の毒も、狩猟民族が使っていたことも、
日本ではアイヌ民族が、狩りに利用していたことで有名です。
中国では、2千年以上前から
猛毒の根を漢方に利用していたほど、大切な植物だったそうです。
きれいなお花から❝ブス❞とはこれいかに・・
トリカブトの根を塩漬けにして
乾燥させた生薬を「白河附子」と言います。
その「ぶし」という言葉、
一説にはトリカブトの毒にやられた人の苦しみもがく形相が
見苦しい容姿を❝ぶし❞と呼ぶようになり、
それが現代語❝ブス❞となったようです。
きれいな花には毒がある・・・
多分、❝トリカブト❞を飾ることは、この先ないかと
見れば見るほど美しいこの花を
一時楽しみたいと思います(^_-)-☆